ある日、
「困ってることがあって、
どこに相談したらええか?
わからないんだけど、
ちょっと相談にのってくれませんか?」
とお問合せがありました。
それは少し前のコロナ禍だった頃。
飲食店は軒並み営業がストップという状況が続き、
何ヶ月も我慢を強いられていた時でした。
飲食店経営の方で、
アルコール提供をされていたお店。
カウンターで数名が一列に並んで、
食事するシーンで、
黙食(黙って食事をする)を推奨していても、
2人、3人と一緒に行けば、
楽しく食事がしたいものです。
また、アルコールが入り、
人って酔っ払ってくると、
お隣さんにぶつかったり、
ご迷惑をおかけする事も!
市販の「机の上に置くだけの仕切り板」を
購入して置いてみても、
仕切り板があちこち動いてしまい、
意味がない気がして、
改善できないものかと
悩んでおられたそうです。
早速、zoomで打ち合わせしました。
本来なら会社に来てもらい、
一緒に打ち合わせをし、
御依頼者が思い描くカタチを目の前で、
立体図形の3D化して、形状確認をしますが、
▼普段はこんな風に打ち合わせしていきます。
なにせコロナ禍ですから、
行き来できない状況でもありましたので
zoomで、カメラを時々パソコンモニターに切り替えて、
モニター内にある図形を見ていただきながら
・形状について
・寸法厚みなどのサイズ感
・素材は何がいいか?
・強度はどのくらい必要なのか?
店主様からのご希望は
来店される人数によって、間仕切りをしたいので、
取り外したり取り付けが簡易でできる事。
あーでもない、こーでもないと
zoomでの打ち合わせは、数回しました!
製作から耐久実験まで行い、仕上がって納品!
なんて事でしょう〜
リフォームのテレビ番組
ビフォーアフターの
ナレーションを入れたくなりました
これなら、お客様が着席された、
お客様の座席あたりまで
仕切り板がありますので、
あちこちに仕切り板が動く心配もありませんし
ぐでんぐでんに酔っ払っても、
お隣さんにぶつかったりもありません
その後、お店の営業が再開し、
使って頂きました。
お客様からも
「個室感あっていいやん」って評判がよく、
コロナ禍で飲食するってことに
抵抗感をお持ちのお客様が多い中、
「安心してお食事もゆっくりと
とっていただける」とお喜びでした❣️
大変気に入ってくださり、
別店舗の仕切り板も追加注文いただきました。
私たちもお食事させてもらいに時々いきますが、
そのたんびに、
「サントーさん、あれね、作ってもらって
ホンマにめっちゃいいですわ!」
ってニッコニコして言ってくださって、
作っている私たちも、
お客様のお役に立てれたんだなあって
嬉しいです
昨年末に開催された大阪勧業展で、
円柱形の金属の製作が得意な株式会社ビゼンさんと
一緒にコラボ製作した「チェスとチェス盤」
(ビゼンさんと同時に展示会に出ていたので
うちのとこは鬼滅の刃の柄のチェス盤です)
これを見られた企業様から、
「こんなのができるなら…
図面はないんだけど、作れるか見て欲しい」
と御依頼いただき、
新年あけてお打ち合わせする事に!
私たちは試作屋ですので、
新製品を開発される部品などを、
試しに作ってテストし、
これでいいかを決定するためのモデル(試作品)を
作るBtoBの会社ですが、
このようなBtoCの企業様の案件も、
私たちの技術がお役に立てれるのなら、
今後も積極的にやっていきたいなと思っています。
最後までお読みいただき
ありがとうございます😊